2022年8月アーカイブ

コロナの影響で7月はお休みとなっていた紙芝居。8月から再開です。

今回は『きつねの盆踊り』『善光寺お血脈のご印』『おもしろ星座めぐり』の3作品。

まずは『きつねの盆踊り』。作品の中で東京音頭や炭坑節を歌うところで、皆さんから手拍子が聞こえてきたと思ったら、「チョイト 東京音頭 ヨイヨイ!」と自然と歌声まで!
気付くと、みんなで東京音頭を歌っていました!炭坑節の場面では、歌だけでなく踊りも入って、みんな紙芝居ということを忘れて歌って踊って大騒ぎ!

【生活サービス課 デイルーム】
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紙芝居の物語も、東京音頭や炭坑節が聞こえてきたら踊らずにはいられなくなるという話だったのですが、紙芝居の内容そのままに、

「もう昔取った杵柄よ」

【ケアサービス課 デイルーム】
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皆さんと一緒に歌って踊って楽しみました。


次の『善光寺のお血脈のご印』では、押してもらえばどんな人でも極楽往生できるというお血脈のご印。そのおかげでみんな極楽浄土に行ってしまうことに。一方暇になってしまった地獄は、かの大泥棒・石川五右衛門にお血脈のご印を盗むように頼みます。善光寺に忍び込む石川五右衛門でしたが・・・・

【ケアサービス課 デイルーム】
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聞いている方の中にも、善光寺にお参りに行ったことがある方もいらっしゃり、真剣に聞いておられました。
ですが、この話は落語のネタにもなっていることから、コミカルな場面ではドッと大きな笑いが起きていました。

最後は『おもしろ星座めぐり』です。
ねずみの父子が天体望遠鏡でおもしろい星座をさがしています。望遠鏡から見えるいろんなものを、クイズのように皆さんと考えていく脳トレのような紙芝居です。

【ケアサービス課 デイルーム】
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ダジャレのような昭和の生活感あふれる星座?が沢山でてきましたが、皆さんには簡単すぎたようで、紙芝居をめくる前に答えが出てしまうほどでした。

1か月ぶりの紙芝居でしたが、皆さんと歌って踊って笑って、一体となれたような紙芝居でした。
さぁ、気持ちはもう来月。次の作品選びに図書館へ行ってきます!

入居者:A.M、R.H、K.T


8月27日(土)京成佐倉駅前にある佐倉市ミレニアムセンターで、「戦争体験と朗読のつどい」というイベントで、朗読をしてきました。

まずは、3名の方がご自分の生の戦争体験を語られ、来場された多くの方がそれに聴き入り、戦争の悲惨さを感じておられました。


そして、その後に私の朗読です。

人前で朗読するなんてやっぱりドキドキで緊張するんです。本当です。

タラタラと額を汗が流れ落ちるのは、この蒸し暑い夏のせいだけではないのです。


さて、今日のテーマは「戦争」です。今回、選んだのは向田邦子さんの「字のない葉書」という作品です。


厳格な父の普段見たことのない一面を見る作者。学童疎開した妹から送られてくる手紙で、遠くから妹を見守る家族。

戦時中という緊張感のある背景と、その中で暮らす家族の心情を朗読するのはとても神経を使いました。


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そして、「字のない葉書」のあとは、サークルの仲間と一緒に「そらいろ男爵」という絵本を朗読しました。これは第一次世界大戦開戦から100年目にあたる2014年にフランスで刊行された絵本です。

飛行機に乗ってバードウォッチングをするのが好きな男爵。しかし戦争がはじまり戦争に参加せざるをえなくなります。しかし、彼が飛行機から落としたのは爆弾ではなく大好きな本でした。本を拾った敵味方の兵士たちは本に夢中になり戦意をなくしていく。そして戦争を終わらせるため最後に彼が飛行機から落としたのは、それぞれの家族や友人からの手紙だった。という作品です。


この作品は本や手紙といった言葉で戦争を終わらせるという風刺がきいているので、戦争というテーマですが少しコミカルな部分もあって、やはり朗読するのは難しかったです。この絵本は挿絵もとても素敵なので、サークル仲間が朗読に合わせて絵本を開いて挿絵と一緒に聴いてもらえました。



そらいろ男爵.jpg


どちらの作品も、戦争という重いテーマの中で、手紙や本という「言葉」を通じて家族の絆や、戦争の悲惨さなどを感じ取ることができる作品です。聴きにきて下さった地域の皆様一人一人に少しでも響いてもらえたのなら、とても光栄です。


でも、やっぱり緊張しました!


入居者:K.T 

8月26日、Sさんが102歳のお誕生日を迎えました。皆でSさんを囲み、お誕生日会を開きました。
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体調を崩し一時介護室で過ごしていると聞いていましたが、久しぶりに会うSさんは終始にこやか。冗談を言いその場を盛り上げるほど。
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職員さんから「今日は102歳のお誕生日会です」と声を掛けられると「あなたたちも102歳?」と同席した皆さんにお声掛け。笑い声が響きました。とてもチャーミングなSさんです。お仲間が多いのも判ります。
2022082602.jpgのサムネール画像
お祝いのハーモニカ演奏やプレゼントを受け取った後は、皆さんと美味しくケーキをいただきました。
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Sさんのように『幾つになってもチャーミングで愛らしく』、私達もそうでありたいと思った、お誕生日会でした。
Sさんを祝う会一同
本当に不思議です。駐車場の老木に朝顔が咲いていました。
どこの老木か、皆さんお分かりですか?
2022081801.JPGのサムネール画像
もっと近くで見ると・・・
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葉を見ると『常葉』の朝顔のようですが、丸い葉もあるのが不思議。一つの老木にこうやって他の植物と一緒に共生しているのは、今時の言葉で言えば『多種多様』、人間と一緒ですね。

散歩道で見つけた‟心和む発見"でした。皆さんもぜひ見てください。
入居者:のらくろ
友人が百寿を迎えたと手紙をくれました。100歳とは思えない達筆なお手紙。俳句を添えてくれていたので、ここでご紹介。

「水無月や祝ふ百寿に友のあり」
「水無月や百の人生いと重し」
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「人生いと重し・・・」、私も日々実感しています。

手紙の中で私の事を『生活を彩ってくれた方』と書いてくれていましたね。私こそ、このお手紙をいただいて、元気をもらい、心がワクワクしてきましたよ。早速返事を書きたいですが、最近は文字を書くのも一苦労。ここは奮起して、勉強中の携帯電話からメールを送ろうと思います。楽しくなってきました、お手紙ありがとう!
入居者 K・S
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