Tさんの花便り～酔芙蓉・スイフヨウ～

夏の終わりから初秋にかけて次々と開花し、花色の変化を楽しめる不思議な五弁の大花＝酔芙蓉をお届けします。

酔芙蓉は、八重咲きの華やかさと、開花後の花の色が変化していく様子が好まれ、人気のある花木の一つです。また、この花は一日花で、そのしぼむ風情が 「薄命の美女」 にたとえられ、愛らしい花です。

早朝に開いた純白の花が、昼すぎに、淡いピンク色になり、夕方には鮮やかな紅色に染まります。薄暮には散りますが、次々開花して、花期も長いので、日々楽しめます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ご覧いただければと思います。

花名の由来は、花びらが赤く染まっていく様子が、酔人の顔色が紅変していくのに似ていることからその名がつけられたとの由。

『酔芙蓉　白雨たばしる　中に酔ふ』　水原　秋櫻子

<入居者T.I>