Tさんの花便り ~ 紫式部 ・ むらさきしきぶ~11月23日(祝) 勤労感謝の日 <小雪>里
*秋が深まり、実が熟して紫色に美しく染まる 「紫式部」 (実) をお届けします。
紫式部は花の名の傑作であるとは、某作家の言。実は花よりも果実のほうが美しいです。
和名は紫色の優美な実を、平安期の才媛 ・ 紫式部に、なぞらえて付けられたとの由。
別名は 「実紫」 ・みむらさきです。
山野に自生する落葉低木・樹高2~3mで、開花期は6~7月です。淡紫色の小花が群がり咲きますが、目立って見ごたえのある花とはいえないです。
果実が非常に美しいので、観賞用として多く栽培されている樹木です。
*紫式部の 実のあまたなる 夕まぐれ 中村路子
秋に光沢のある紫色の実が、柔らかな緑色の葉のつけ根になって、色の対比がとても鮮やかです。じっくりと、ご覧いただければと思います。
観賞用として、白い実の白式部 ・ シロシキブが栽培されており、黄色もあるようですが、里では見かけません。
自生の真っすぐで強い幹は、道具の柄や、つえなどに用いられるそうです。
*花言葉 : 「上品」 「聡明」
<入居者T.I>
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