T・花便り 「一人静・ヒトリシズカ&二人静・フタリシズカ」 2017.4.20 穀 雨
今回は 山林の木陰などに ひっそりと咲く晩春の花 「ヒトリシズカとフタリシズカ」です
同属の花で 低山・林内の陰地に自生する センリョウ科の多年草です
(ヒトリシズカ)
赤紫色の若葉の間に 直立した3センチ程の白色の花をつける 別名は 吉野静・ヨシノシズカで
筆のような花の形から 眉掃草・マユハキソウの名も
草丈15~30センチ 茎の先に4枚の光沢ある葉に抱かれるように 小花を綴った花穂・カスイを
かかげる 白いブラシのような雄しべが多数つく
花名の由来に ひっそりと白い花を開く様子を 静御前が一人で舞う姿に見立てたものとの説も
(フタリシズカ)
同属のヒトリシズカが一本の花穂を出すのに対して フタリシズカは 通常は2本 時に3~5本も
出すことがあり 白い細かな花を開く 別名は 早乙女花・サオトメバナです
花は小さくて ヒトリシズカと同様に 花びらやガク片もない 裸の花です 花名は 二本の花穂を
静御前とその亡霊の舞い姿にたとえて 名づけられたとの由
二人静 いやがうへにも 雨ぐもり 木津 柳芽
花 言 葉 : ヒトリシズカ 「静謐 隠された美」
: フタリシズカ 「静御前の面影」
<入居者T.I>
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