T・花便り:「半 夏 生・ハンゲショウ」 2017年 葉月 7日・立 秋 残暑お見舞い申し上げます!
この季 細長い穂状に白い花を咲かせ 葉色の変化が楽しめる 「ハンゲショウ」 を お届けします 葉の脇から長さ10~15センチくらいの花穂・カスイ・を出し 茎頂に小さな白い花を穂状
にたくさんつけます
花びらもガク片もない地味な花ですが 開花期に葉の一部が白く色変わりする草姿に魅かれて
カメラを葉に向けてショットしています
白い根茎を伸ばして群生し 草丈は60~100センチ程 花穂は 最初は垂れていますが
開花が進むにつれて立ち上がり 最盛期には 花穂がついた株の上部の2~3枚の葉の表面が
白くなり 花びらのように見えます 花穂が出ないと 葉は白くなりません また 花穂が出ても
すべての葉が白くなるわけではありません
葉の下半分が白くなるため 「半化粧」 と表記したり 「片白草」 と呼ばれることも
また 夏至から11日目頃の雑節の一つである "半夏生" あたりの日に 花が開くことから
「半夏生」 と名付けられたとの説は 有力
葉の一部が白くなるのは 虫媒花なので虫を誘うためとの由 花が終わると葉の色は
元の緑色に戻るそうです
水辺 湿地などに自生する多年草の 「ハンゲショウ」 は 栽培もされているようですが
レッドリストの絶滅危惧種に指定されており 貴重な植物となっています
<入居者T.I>
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