ゆうゆうの里へ入居してはや10数年・ゆうゆうの里の事、自分の人生の事などを振り返って詩を書いてみた。
ゆうゆうの里。
神戸を終の棲家として激動苛烈の歳月を経て夢幻に描き続けた愛の温床。
豊かな孤獨を楽しむことが出来る里。入居の頃は隔絶と孤獨に悩まされ苛立ち、言葉の行き違いから職員と口論した事も二,三あったが今は皆無。
里の温床に浸り悠々閑々として心の青春を満喫している。
「青春とは心の若さである」
我が人生を振り返る。
己の生きて来た道。波乱に富んだ人生を振り返って其処に幾多のロマンがあった事を、思い出して楽しむこと程良いものは無い。
人間は思い出を集積する為に生れたものの様だ。
「現実は多数が同意する幻想のひとつなのか?」
老醜。
老は残酷な一面をさらけ出す。自分では頭脳も感情も変わらない心算だが身体の中に深く静かに潜行し音も無く忍び寄ってくる。
皺(シワ)が五皺(ゴワ)になり、お凸は垂水のゴルフ場より広くなった。
「老いとは我が世が去っていく事だ」
愛。
看護師又は介護に携わる人は博愛心に富み其の心情は優しい。
里に勤務する人は男女を問わず身体に言動に愛の片鱗を見る。
「愛とは人格と人格の間に存在するもの」
(写真は若き頃の私です。)
入居者TT
神戸ゆうゆうの里へのラヴレターは後編もあります。
お楽しみに。
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