大食堂から駐車場の奥を見ると「ねむの木」が見えます。
淡紅色の上品な楚々として花が咲きます。
美智子上皇后が、ご成婚前に作詞された「ねむの木の子守歌」
を思い出します。
以下のような、やさしい歌です(2番のみ引用)
薄紅(うすくれない)の花が咲く
ねむの木陰で ふと聴いた
小さなささやき ねむの声
ねんね ねんねと 歌ってた
花は珍しい構造で、
花弁は緑色、筒状で地味
雄しべの長い花糸の上半分は淡紅色、
下半分は白色で、花の外に突き出て目立ちます。
ねむの木の葉の開閉は、葉の付け根の膨らんだ部分(葉枕)の
内部圧力が、明暗を感じて変化する仕組みで
これが、ねむの木の名前の由来だそうです。
(入居者 T・M)
ねむの木の名前にはこんな由来があったのですね。これをふまえて花を見ると、単なる景色の一部だったのが身近に感じられるようになりました。