診療所前の外来者駐車場奥にある、独特な枝ぶりの見事な木を眺めながら、何の木だろうか?と何人かに聞いたり図鑑を調べたりしたがわかりませんでした。
ある時、散歩途中で施設維持のスタッフに聞いたら「ヤマモモ」の木と教えてもらいました。意外でしたがわかってうれしくなりました。
2号館の庭にも大きなヤマモモの木があります。濃い緑の葉に覆われて枝が見えないのが普通の姿です。
文化勲章受章者 岡 潔 の名著「紫の火花」が56年ぶりに復刻されました。その冒頭で、大数学者が<情緒>を強調しておられます。
最初に書いたような独特な枝ぶりの見事な木の姿に感動したことは、情緒ある風景といえるのではないでしょうか。
ケアセンター前の睡蓮の咲く池のほとりで、雌株のヤマモモに赤黒色の実が沢山ついていた。実は甘酸っぱい。落ちた実を拾っている人もいました。
落ちた実が地面を汚すので、街路樹には雄株だけが用いられるそうです。
(入居者I・M)
M様の植物を慈しむお気持ちが伝わってきます!!
ケアセンター前の池の横を通る度に、実が食べ頃に色づいてきたなぁと思っていた自分が恥ずかしくなりました。