2号館の庭園の中ほどにある落葉低木。珍しい花木である。
中国原産で中国名は垂糸海棠。同国ではボタンに次いで愛好されており、美人の形容に使われるほどである。玄宗皇帝は楊貴妃の酔いのさめきらない美人のなまめかしさを海棠の花にたとえたという。
日本人は桜のように淡泊で潔く散る花を好むのに対して、中国の人は妖艶な花を好むようだ。
長い柄のある花は紅色で半八重。半開したままの状態で4~6個まとまって垂れ下がる。豪華な花である。
花海棠も桜も同じバラ科であるが、花海棠はリンゴ属、桜はサクラ属である。庭園の名札が〈花街道桜〉となっていたので、〈花海棠(ハナカイドウ)〉に替えてもらった。 (入居者 I.M)
桜ではなかったのですか!!
I.M様は、ご覧になってすぐにこれは花海棠だと気付かれたのでしょうか?
国によって、美人に例えられる花が異なるのは面白いですね。
楊貴妃のイメージに合いますね。小野小町ではないのは確かですね💦
いつもコメントを頂き有難うございます。嬉しいです。この頃、神戸浜子さんのコメントを見かけませんね。
コメントの疑問点について補足します。図鑑「日本の樹木」に「花街道桜」はありません。「花海棠」は花の図鑑の説明と実際の花の様子が一致していました。