5月中旬に咲き始めた。
枝振りがよく鮮やかな若葉の中で、白い小花の集団がひときわ目立って美しい。 花は直径が3~6㎝。2階の大食堂などの窓から眺めて楽しんでいる。
花の中央、緑の部分は小さい花が20~30個集まった球形の頭状花序。
白い花弁のような4枚は総苞片(そうほうへん)※苞は芽や蕾を包み保護する小型の葉。
総苞片は図鑑などでは純白であるが、花の拡大写真を見ると縁が淡紅色になっている。意外であった。全体が淡紅色であればベニヤマボウシである。
山法師は、緑色の丸い蕾をお坊さんの頭に、4枚の白い総苞片を頭巾に見立てた名であるという。
同じミズキ科のハナミズキは、白やピンクの花が咲く庭木でよく見かける。花はヤマボウシと同様の構造で花弁に見えるのは総苞片である。 (入居者 I.M)
大食堂の窓からヤマボウシがきれいに見えていますね。
離れた場所からしか見たことがなかったので、3枚目の写真で鮮明に見られて嬉しかったです。
名前の由来を知ると身近に感じますね。