胡蝶蘭は美しいだけでなく、特徴のある花である。花は3枚の花弁と3枚の萼片で構成されている。
花は左右対称になっており、花弁は2枚の側花弁・1枚の唇弁、萼片は1枚の背萼片・2枚の側萼片で構成されている。
唇弁は虫を誘うために美しく飾られ、受粉のための虫の着地点になっている。
胡蝶蘭の受粉
唇弁に虫が止まって花の奥に入ろうとしたとき、葯帽の隙間からのぞいていた粘着体がその虫の頭~背中に付着する。
すると粘着体につながっている花粉塊が引き出され、虫に運ばれることになる。
その虫が別の花に入ろうとしたとき、花粉塊は粘液に覆われた柱頭に付着し、柱頭に吸収されて受粉が完了する。
参考資料の花の写真 花の構造がよく分かる。
ずい柱:雄しべと雌しべが合着した構造でラン科に特徴的である。ずい柱の先端に葯帽があり、その奥には粘着体付きの花粉塊が納められている。
参考資料 洋ラン(plala.or.jp) (入居者 I.M)
こんなにじっくりと胡蝶蘭の構造を見たのは初めてです。
美しさに惹きつけられますねー。