朝日新聞11月30日夕刊の第一面に、滋賀だけの雲として、湖と山が生むローター雲が掲載されていた。
この雲の成因は、西寄りの風が比叡山に直角にぶつかって琵琶湖へ吹き下ろすとき、風下側で回転する気流が発生する。それを琵琶湖からの水蒸気が受けて、筒状のローター雲になる。筒の長さは約50㌔に及ぶという。層積雲の一種である。
帯状の細長い雲を、穏やかな日に瀬戸内海の上空辺りで見かけることがある。ローター雲ではない。この層状の雲も層積雲の一種である。
12月23日の朝、美しいひつじ雲(高積雲)を楽しんでいたのが、見る間に層積雲に変わり、その雲が北風で南に流されて、再びひつじ雲が現れた。午後は快晴になる。以上は日中における雲の変化の一例である。
層積雲の典型的な姿である。くもり空の雲で、やや厚めの固まり状の雲が隙間なく集まっている。積雲とともによく見かける雲であり、層雲とともに下層雲の仲間でもある。(入居者 I.M)
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