伊豆高原と<里>の四季: 2015年9月アーカイブ
燃えるような真っ赤。庭園や花壇、あちらこちらで、ひときわ鮮やかに彩りを添えるヒガンバナが、花日和の里の秋を飾っています。
古く中国から渡来したヒガンバナ科の多年草。白色のヒガンバナがあり、また、里では淡黄色の花も見かけます。
別名を 「曼珠沙華・マンジュシャゲ」 = 天に咲く赤い花の意= 、 「リコリス」= ギリシャ神話の女神の意= とも呼ばれています。また、この花は古くから日本の詩歌や映画の題名にも登場しています。
花の盛りには葉がなく、花が終わると葉が出てくる変種で、結実はしないとの由。
根は有害で、日本ではあまり歓迎されない花ではありますが、欧米では園芸植物になっているとのこと。
被写体の花としては、美しく、ハスの花とともに、カメラに収めたいすばらしい花のひとつです。
水に晒して毒抜きした根は、かつては、農家の飢餓時の非常食であったとの由。
*花言葉 : 「情熱」 「独立」 「再開」
<入居者T.I>
青紫色で鐘形の美しい花、桔梗を里でショットしましたので、お届けします。
古名は「きちこう」、秋の七草の一つで、山野に自生する多年草。
色、形、風情に、非の打ちどころのない花かと思います。
花冠 5センチほどの五裂の鐘状花を開く、夢のある花です。
桔梗といえば紫紺ですが、白色があります。また、八重咲きも見かけます。
広い鐘形をした花の形は、家紋や模様にもされ、色は桔梗色という名前までできて、ご存じない方はいない、親しみやすい秋草です。
・紫の ふつとふくらむ ききやうかな 正岡 子規
・桔梗の花 咲く時 ぽんと 言ひそうな 千代女
花ことば:「 変わらぬ愛」
<入居者T.I>
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