伊豆高原と<里>の四季: 2015年11月アーカイブ
*秋が深まり、実が熟して紫色に美しく染まる 「紫式部」 (実) をお届けします。
紫式部は花の名の傑作であるとは、某作家の言。実は花よりも果実のほうが美しいです。
和名は紫色の優美な実を、平安期の才媛 ・ 紫式部に、なぞらえて付けられたとの由。
別名は 「実紫」 ・みむらさきです。
山野に自生する落葉低木・樹高2~3mで、開花期は6~7月です。淡紫色の小花が群がり咲きますが、目立って見ごたえのある花とはいえないです。
果実が非常に美しいので、観賞用として多く栽培されている樹木です。
*紫式部の 実のあまたなる 夕まぐれ 中村路子
秋に光沢のある紫色の実が、柔らかな緑色の葉のつけ根になって、色の対比がとても鮮やかです。じっくりと、ご覧いただければと思います。
観賞用として、白い実の白式部 ・ シロシキブが栽培されており、黄色もあるようですが、里では見かけません。
自生の真っすぐで強い幹は、道具の柄や、つえなどに用いられるそうです。
*花言葉 : 「上品」 「聡明」
<入居者T.I>
この季、里の庭、花壇などで、彩り も鮮やかに咲き誇り、ひときは、辺りを明るく演出してくれる花木
「リトルエンジェル」の花をお届けします。
この花は、ブラジル原産の「紫紺野牡丹」・シコンノボタン(10月1日花便りで、ご照会)の園芸品種です。高さは1~3m程。葉は狭楕円形で、近くで見ると、葉脈が目立ちます。
花期が 9月~ 12月ごろまでと長く、花色の変化する花々を、次々と咲かす彩木なので、まだまだ楽しめます。この花で有名な寝姿山・下田まで行かずとも、わが里でも、十分に ご覧いただけます。
花の咲き始めは、中心部が白色で、外側が淡紫色、次第にピンク色になり、さらに赤紫色へと変化するという、特徴をもった花木です。
同時に花色の異なる花が、木全体に咲くことから、彩りが鮮やかで 「三色野牡丹」 という別名があります。
花言葉:「平静」
<入居者T.I>
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