ゆうゆうコミュニティ京都: 2015年12月アーカイブ
京都ゆうゆうの里へ入所して1年足らず、文化祭への出品は初めてである。日本画3点と俳句集等3冊をコミュニティーホールに展示して戴くことになった。
文化祭の初日(11月19日)に、「奈良県立K高校出身の教え子の方3人が、今日、午後3時半に先生の作品を見に来ますとのファクスが届いたので、部屋まで案内します。」との連絡があった。私は耳が悪いので、二十年来一切電話が出来ない。午前中は囲碁クラブに行き、彼等を待つことにした。ちょっとでも早く来て呉れることを期待して30分程前に外に出て待ったが彼等は現れない。 しびれを切らして思い切ってCC棟へ下りることにした。ここで関係者に連絡して貰う。CC棟では時間や案内等でも色々お世話になった。
広いコミュニティーホールは作品で満たされていた。出品者は数人だけだろうと思っていたのでビックリした。入居者の作品展示者は35名、団体1、職員3名。もう一つの会場であるホビールームも同様の盛況。しかも立派な書、写真、絵画、陶芸品ばかりで驚いた。
その感想を次に述べたい。 (1)人生の最後を趣味に熱中して生きておられ る。また、生かされておられる。生活や気持ちに 余裕があるためか? (2)職員数名と共に、ということも高齢者施設として大きな意味がある。学校の生徒と教師の関係にも似ている。 (3)一人あたりの出品点数の上限がある理由も了解した。 (4)作者にも観る者にも他人の喜びが伝わって心地よい。これが長生きの秘訣。 (5)この施設であれば、老人を世話する立場(子達)の人にとって、安心して子育 てや仕事に専念できる。(私の子供は医者・教師で50歳代) (6)年齢を重ねて頭が禿げたり、白髪になった教え子達が観に来てくれたことが特に嬉しかった。 教え子に 活をもらうや 秋祭 ( 入居者K.T )
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