6月のゆっくり散歩の時に、名前の分からなかった植物の名前を
「幕山の主」と言われる地元の方に伺ってきました。
・名前は「フサザクラ」落葉公葉の高木です。
サクラとはいうもののソメイヨシノなどのサクラ(バラ科)ではなく
フサザクラ科に属し、西日本に分布。神奈川では箱根や丹沢方面、
東京の高尾方面によく見られ、渓流沿いを好む。
・3月下旬頃、葉に先立って冬芽が膨らんでくる。
・花は花弁やガクはなく雄しべと雌しべだけからなる。
花らしさはないがその控えめな様子が好まれ、古くは茶花として
持ち入れられていたこともあった。カツラの花に似ている。
・紅い雄しべが抜け落ちると、隠れていた雌しべが顔を出す。
・葉は先が尖る独特な形。房状に結実する。サクランボとは異なる。
・実は「ニレより美しい実がなる」と言われ、ニレの実に似ている。
また、季節を変えて花や実を見に散歩の足を延ばしはいかがでしょうか。
鍛冶屋の「幕山公園下」バス停近くの新崎川沿いに自生しています。
【 職員 高橋 】
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