郷土を知る散歩

今月のゆっくり散歩は地元、吉浜を歩きました。

普段何気なく通り過ぎてしまう道・・今日はいろいろ話を聞けるらしい。

楽しみだね。

午前は朝雨が残っていたため、午後からのみ行われた。

曇り空の中、管理事務所前に集合。本日のルート説明後、準備体操をして

出発〜

図1-20220616.png

コミュニティバスの路線に沿って吉浜小学校へ。吉浜海岸が眼下に広がる

はずが、本日は曇りの為空と海の境界線が分からないな。

吉浜の海で数年前から「シラス漁」がまた、できるようになったこと。

そのシラスは福浦漁港で直売されていると知る。

図3-20220616.png

第1目的地の「吉浜稲荷神社」に到着。創建、由来等説明を受けていると

ご住職らしき人がいて源頼朝との接点の話を聞いた。

図4-20220616.png

吉浜稲荷神社前の道祖神さまは口紅を差している。珍しい。

図5-20220616.png

ここの梵鐘の下がくぼんでいるのはなぜかご住職に問うと「鐘の音を増幅させるようにくぼんでいる。」との事。あまり見たことがない。昔の知恵を感じる。

図6-20220616.jpg

吉浜海岸を右手に海沿いに進む。

第2の目的地「素鵞神社」に到着。昔は鳥居の所まで海だったと聞く。

海岸はここからは見えない。だいぶ埋め立てているようだ。

図6-20220616.png

創建、由来を聞く。ここは山への入口。石材で栄えていた時は重要なポイントだった。それを知る手掛かりは「飾り屋台」と言われる祭事に欠かせない豪華絢爛な屋台*。その飾り屋台は湯河原に6基現存する。そのうちの2基がこの素鵞神社にある。今はガレージの中。元旦と8月の例祭で拝見することができると聞いたので見に来ようか。

20220616a.jpg

*素鵞神社の飾り屋台とは

高さ4m近くの大きさ。欅で作られている。製作者は後藤三治郎橘恒敏(江戸彫工)と武志伊八朗信由(安房国彫工)江戸時代の名工の彫物が1つの屋台を飾っている。この事からこの吉浜地区が石材等の輸送・交易によって潤っていた中、江戸や安房の高名な彫工に仕事を依頼していた事実を明らかにする資料として位置づけられる。

 

図7-20220616.png

もう1つ、見て欲しいと職員に促されて社殿の左手、比叡神社の祠の前にちょこんと小さな狛犬が3体、鎮座している。私の知る狛犬とはちょっと違うような・・通称「はじめ狛犬」と言われ、狛犬を知らない江戸時代の石工が熟慮の末に掘ったものらしい。このように保存状態が良いものは神奈川県ではここだけと聞きそんなに貴重なものかと、もう一度まじまじと見た。

図8-20220616.jpg

帰りは上り坂。ゆっくり歩こうや。

図9-20220616.jpg

我が家に到着! 約5000歩。やっぱり歩く事は健康にいい。吉浜の事もいろいろ知れる。また、参加したいね。職員さんご苦労様。

【 入居者 S  .  N  】

コメント(1)

読ませて貰うだけでも勉強になります❣️
常住になって、ご一緒に参加するのを楽しみにしてますが、それまではブログを楽しみにしてます❣️

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