ゆうゆうコミュニティ京都: 2013年8月アーカイブ
第53回宇治川花火大会が8月9日午後7時45分から約1時間あり、7000発の花火が打ち上げられました。
今年も『源氏物語終焉の地』として『源氏物語絵巻をイメージした歴史とロマン』をテーマとした花火で、プログラムは『源氏物語千年の時を超えて今蘇る』から始まり最後は『源氏ろまん。光源氏は永遠に』でした。
余談ですが、プログラムの欄外に花火師の談話として「花火は元来どこかを正面として考え演出を組むのですが、宇治は山、川の自然に囲まれており、四方八方どこから見ても感動を与える花火作りが必要で難しい、一つ間違えると平凡な打ち上げ花火になってしまう」と「花火師の思い」が載っていました。
見学者は昨年と同じ21万人と報道されていましたが、夕方から交通規制があり、「里のバス」の最終便は運休されました。
京都〈ゆうゆうの里〉では2箇所に観覧席が設けられ、外部から見学の方や里の入居者がジュースやビールを飲みながらゆっくり観覧することが出来ました。
さて、花火の撮影ですが、小型デジカメではシャッター切りのタイミングが合わず無理だと承知しながら、今年も撮影に挑戦しました。その中から5点を選びましたのでご覧ください。
種々な色彩が夜空を染めて美しい。
花火の上に花が咲いた。美女が衣 を着た姿を想像します。
「空中ナイアガラ」を打ち上げるとプログラムにあり、これかなーと思う?たぶん違うと思いますが・・・。
夜空に美しい蝶々が羽をいっぱいに広げた姿に見えます。
( 里の旅人 )
今年は空梅雨か晴天が続き、7月に入り全国的に猛暑と集中豪雨による大きな被害のニュースが報道されています。
京都〈ゆうゆうの里〉は森林に囲まれた高台にあり、過ごしやすい良い環境に恵まれている。とは言え老齢の身、いささか《夏バテ》状態になっています。
そんな中7月28日午後2時から「ロイヤル・ディキシーランド・ジャズ・バンド」による「JAZZコンサート」が開催されました。私は唯でさえ暑いのに喧しいジャズを聴いたら身体が益々おかしく成ってしまうと思いながら出かけてみると、会場は満席状態。仕方なく柱の陰に椅子を据えて聴くことになりましたが、いざ演奏が始まると各楽器の音が身体に圧迫感を与えてくるその迫力に圧倒されてしまいました。特に私の好きなウッドベースが良く響き素晴らしかったです。
選曲も我々の知っている『テネシーワルツ』、舟木和夫の『北国の町』、『ダイナ』、『世界は日の出を待っている』等約20曲。2時間の熱演にすっかり暑さを忘れ聴き入ってしまいました。
身体に直接感じる生音は私の予想に反して感動と沢山のエネルギーを貰い、聴きに来て本当に良かったと思いました。他の入居者の方々も同じ感想を持たれた事と思います。
現在のジャズは形を変え、クラッシックジャズやロック等幅広く演奏される時代に成っておりますが、ジャズの歴史は20世紀の初めに米国のニューオリンズ地方で起こり、即効性に富む演奏としてデキシーランドジャズ、ニューオリンズ・、ホットジャズとも呼ばれ、1910年代にシカゴ、ニューヨークへ移動し広く愛されるようになったと言われます。日本では戦後進駐軍によって広められたようです。
演奏の途中で楽団のメンバー紹介がありましたが、進駐軍のキャンプ地で演奏されていた方、戦前からの大ベテラン、そして滝廉太郎の甥御さんに当たる方も居られ、そこに若い人たちが加わり、息の合った演奏仲間と感じる和やかな雰囲気が、聴く人たちに伝わりました。笑いあり、手拍子あり、リズムに合わせて身体を揺らす方も居られ、時間を忘れ楽しませてくれました。
楽器の紹介も有り、トランペット1本、トロンボーン2本、クラリネット2本、ピアノ、ドラム、コントラバスでジャズの基本的な編成でした。「どんな音が出せるのか、一節どうぞ。」での曲は笑いを誘い会場を沸かせました。
余談ですが、今回のジャズを聴きながら、若い頃にジャズマンの恋と夢を描いた劇《上海バンスキング》を上演の時、劇団員が劇中のジャズを演奏する為に楽器を習い、俳優の吉田日出子が歌いました。その時代のジャズの雰囲気が出ていた演奏が好評で、CDまで発売されていた事を思い出しました。少し調べてみると、その劇は現在まで好評で記録的なロングランの435回公演をしていると知り驚きました。
今回来里されたジャズバンドは入居者の中にメンバーの方と親しくされている方が居られる関係で、忙しい演奏活動の中、2年ぶりに来られたと聞きました。今回で3度目の来里だそうですが、ロイヤル・ディキシ-ランド・ジャズ・バンドの皆様、楽しい演奏を本当に有難うございました。お礼申し上げます。
また、JAZZコンサートを企画しお世話下さった里の職員の方々に感謝致します。
( 入居者 T.N )
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