参加する楽しみ、つくる喜び: 2013年9月アーカイブ

  【小面(こおもて)】                【増女(ぞうおんな)】            【般若(はんにゃ)】

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 能面展が守口市で開かれた。観た人は少ないと思うが、実はこの能面、じっくり観るとなかなか面白い。一番面白いのはやはり女性の面である。
 「小面(こおもて)」、これはお嫁入りの前のうら若い女性の面。箸がコロンでも笑い出しそうな表情が可愛い。
 その隣りが「増女(ぞうおんな)」。これはやや年配で、もう箸なんぞでは笑わない。しっかり者の顔。下手な冗談を云ったら、キッと睨み返されそうな表情をしている。
 次に面白いのが「般若(はんにゃ)」の面。これは角を立て口は大きく開いて見るからに恐ろしい顔である。実はこの面は、女性が、やきもちが昂(こう)じて、うらみと怒りに燃えている顔なのだ。やさしい女性が怒りに燃えるとかくも恐ろしい形相(ぎょうそう)になるかとこちらが青くなるが、ちょっと待った。この恐ろしい顔のどこかに悲しそうな、ちょっと淋(さび)しそうなものが漂(ただ)よっているではないか。いや、もっとある。作者によって歯を大きく作る人がある。これはもう嬉しくて嬉しくてたまらない、と云う表情が見てとれる。過ぎ去った良き日を思っているのか。
 1枚の面で、怒りと、うらみと、淋しさと、悲しみ、ひそかな喜びを含ませた表情に作り上げた面師(おもてし)の腕前、なんと見事なものではないか。
 私は能面の前に立っていると、いつの間にか生身の女性がそこに居るのではないか、という錯覚(さっかく)をする。

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※この本文中の能面展は「第19回能面展(能面文化協会主催)」、守口文化センターで開催されたものです。掲載のお面は、能面展のものとは異なり、参考のために載せています。

                           (入居者ペンネーム 菊池ひろし)

 暑かった夏も終わった。
朝顔は8月10日~15日頃まで10ヶ、20ヶ、30ヶ、50ヶと咲いてくれた。

 毎年8月は夏祭りがある。今年は8月4日だった。私は、浴衣、帯、下駄をはいて出席さしてもらった。浴衣を着たスタッフはみんな綺麗であった。参加者ももっと楽しく明るく盛り上げてほしい。

夏祭り.JPG また、個人的にはお盆を迎える行事があって仏壇の飾りやお坊さんのお迎えとかをスタッフにも手伝ってもらい無事に終わった。

 8月28日は、「京都・貴船で楽しむ川床料理ツアー」に17名が参加され、私は本当に楽しい一日となりました。現地では、涼しい川床で鮎を食べたり、川のせせらぎに足をつけたり、「ひろ文」のおかみさんと写真をとったりして、足が悪いのを忘れて楽しませていただきました。

おかみさん.JPG 帰里した守口市駅では、他の入居者やスタッフに冷たい氷袋を背筋にあてがったりして悪戯をした。2年前にも納涼行事に参加したがその時よりも友人が出来、本当に楽しい1日となりました。スタッフの皆さん、ありがとうございました。

 今年もあとは、ゆうゆう祭を楽しみたいと思っています。希望としては、花笠音頭をすげ傘、ピンクの傘でやってほしいと思います。

                                                  (入居者I.T)

 

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