花の命に感謝
春の低温と晩夏の異常高温の為、 夜顔の生育は期待できなかったが、 やっと夕風涼しい畑に水をやると、 蕾がそれを待って居た如くほぐれる。 日が沈む頃、白い大きな花がぱっ ちりと開き香り立つ。一時間くらいの 刻の間を精一杯楽しませてくれる花の
命に感謝。
水やると 黄昏の畑訪(おとな)へば 夜顔の蕾半ばほどけて
灯ともれる 畑に降り立ち夕闇に 花あかりせる夜顔に寄る
宵闇に 白く浮かびて香り立つ 夜顔の花に涼風わたる
夜顔の花 訪(おとな)はざりし翌朝(あさ)に見る 大き花がら掌に愛しみぬ
手持ちの図鑑より
「ヨルガホ(旋花科-アサガホ科 或 ヒルガホ科))
俗に夜会草(ヤクワイソウ俗称)称す。舶来の一年草。ツル性草本なり。一見マルバアサガホに酷似し光沢ある心臓形葉を互生し茎は他物を左旋して上昇す。夏日梢上葉腋上に茎に反し、右旋せる蕾を出し、舞夕方に至り純白大型のロート状花を開き翌朝萎る。俗に本種をゆうがほと称するは誤りなり。観賞用として栽培す。(集成新植物図鑑より 発行所東京大地書院 昭和7年12月版)」
(入居者 H.N )
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