短歌随筆集からのご紹介

昨年9月に入居者Y.M様が出版されました短歌随筆集より春の短歌とエピソードをご紹介します。里の風景写真は前回と同じく入居者M.N様の撮影です。

 

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   しだれざくら1.jpg        弥生行き梅花散り果てて桜花 黄の連翹に春心募る

      散り始む枝垂れ桜のひと房に 名残り惜しみてそっと触れみる

 

冬の名残の紅梅が散り果てるころ、里の枝垂れ桜や連翹がわが世の春の覇を競います。花の季節到来です。

                                                             

開花の旬のライトアップが終わると、やがて散り始めます。花の房に触れてみるとひんやりとして、当たり前とはいえ、艶やかな雰囲気とはおよそ違った感覚です。春が行きます。       行く春や鳥啼き魚の目は泪  松尾芭蕉

                                                           

                                                    ( コミュニティ・山内  )

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