短歌随筆集からのご紹介
昨年9月に、入居者Y.M様が出版されました短歌随筆集より、夏の短歌とエピソードをご紹介します。里の風景写真は、前回と同じく入居者M.N様の撮影です。
深更の満月愛でしその一瞬(とき)に 文月去りて葉月となりぬ
幾度か訪ねし墓地の東山 風立つころの蜩の声
お盆を控えた8月上旬、亡妻のお墓参りに東山浄苑を訪ねました。山は既に秋の気配を漂わせ、カナカナカナと山彦の様に蜩の声が聞こえていました。
山の端にかかる火の玉日輪に 三十八度を超えた名残りが
八月も下旬のある日、記録的な猛暑が全国を襲いました。里の高みからのぞむ夕日は、まるで火の玉です。
( コミュニティー担当 )
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