20180504珍獣.jpg4月の終わりごろエレベーターを降り

ると、目前の床に小さな黒い生き物が

蹲っている。

はじめネズミかと思った。

床をトントンと足踏みしてみたが、

動かない。

アリもハエも集っていないので、頓死

間もないらしい。

よく見ると目が無い。口先も尖っている

ので、どうやらモグラかな...。

インターロッキングに横たわっていて、

色が紛れこんでしまうので、部屋から

手袋とカメラを持って戻り、近くの

プランターの上に亡骸を移してやり、

写真を撮ってから、近くにいた職員

適当な処分を依頼しておいた。

自分にとって、普段動物図鑑などで

目にするモグラとはイメージが異なる

ので、写真をプリントしてCCの職員など

に見てもらったところ、モグラの一種には違いないが、全身が黒色の毛で

覆われており、やや小ぶりな点などから、珍種の可能性があるとのこと。

いずれにしても、通常土中で生息する

モグラが、何故地上に出て命を落としたのか辞書を調べると、次の記述が

あった。

...モグラは普段地中に住み、地上にはめったに出てこないため「太陽に

当たって死んだ」と誤解されている。実際にはモグラはしばしば昼間でも

地上に現れるが、人間が気付かないだけである。

死んでいるのは、仲間との争いで地上に追い出されて餓死したものと考え

られる...(ウィキペディア)

いずれにしても、生まれて初めて目にしたこの小さな生き物の骸に、少々

憐れみを感じた。

 

(入居者 N・M)

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