里の楽しいひな祭り ✿ お雛様の並び方 ✿
里では節句などに合わせて、いろいろ催しをしてくださいます。
3月3日のひな祭りには甘酒がふるまわれました。そのしばらく前から
CC棟などあちこちに雛人形が飾られ、明るく楽しい雰囲気になりました。
その雛人形の男雛、女雛を見て気が付きました。
飾ってある雛人形の並び方が場所によっていろいろなのです。
CC棟の七段の飾りでは男雛が右(向かって左)でした。
ところが「だんろ」では逆の左。大食堂では右。 さて、これはなぜか?
ハイ、ここで問題です。場所によって男雛女雛の並び方が違うのは
なぜか?
次のものから正しいと思われる理由を選んでください。
(テレビの見過ぎかもしれませんね)
①里の事務の指示系統がはっきりせず、飾る人が自分勝手に並べて
しまった。
②里の方針で、職員さんの自主性を尊重したから。
③職員さんに関西生まれの人と関東生まれの人がいたから。
④どっちでも構わないから。
なんだか失礼な選択肢も入っていますが、ゴメンナサイ。
実は、問題を作った私にも正解が分かりません。
でも、調べてみると、一応のルールはあるようです。
いまの形の雛人形は、やんごとなき方をモデルにしているので、宮中の
しきたりに従っているようです。日本では古来、「左」を「右」より
上としてきました。
左大臣は右大臣より上です。それで男雛が左手に立つ。
関西圏では今もそうです。
(現代風に、どうして男が女より上なのか?という性差別問題を提起
されると困ってしまいます。ここは、「昔からの風習で」という程度で
ご勘弁願います。私見では「男はおだてておけば扱いやすいから」
という程度でいいように思いますけど...)。
ところが、大正天皇の即位行事では天皇が皇后の右に立たれたのだ
そうです。
(これとて「右に出るものがない」という言い方もありますから、根拠が
あるのでしょうね)。
以来、東京、関東圏では向かって左に男雛を置くことが定着したそうです。
こうしてみると、先ほどの解答は、全部に丸を付けるのが正解かもしれません。
( 入居者M.K )
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