京都ゆうゆうの里の行事「篠笛とギターのコンサート」に参加して
7月24日(水)に、生活サービス課の企画運営による表記コンサートに
参加しました。
事前の思いでは正直なところ篠笛とギターのジョイントコンサートでは、
大きな集会室で催をされるには、あまり迫力もなくもなく物足りないの
ではないかとの感じを持っておりました。
若年の昔から音楽の好きな私ですが、ギターは少々手にしたこともあり、
知っていましたが、恥ずかしながら篠笛という楽器を理解していなかった
こともあり、期待していなかったところです。
然しながら演奏が始まると・・・この思いは一変しました。
その音色は洋楽器のフルート、クラリネットなどの管楽器のそれと
異なり、又和楽器の尺八、横笛ともまた違ったものでした。
私の稚拙な文章では表現できない深みのある優しさの感じられる
もので驚き、聞き入りました。
これは勿論、演者の方の技量によるものであると思いますが、篠笛に
対する私の理解は一変したのです。
コンサートの内容は、独奏・ギターとの合奏(ジョイント)を選曲されて
いていずれも満足のいくものでした。篠笛の演者である女性は司会、
進行、演奏と一人何役もこなし、なお、少々おどけたパフォーマンスも
見せていただき、又、後半の入居者(参加した聴衆)の合唱の指導も
当を得ており、適当に参加者へのお世辞も入れて笑いを誘うなど、
会の雰囲気は上々でした。いまもなお篠笛の音色は耳の奥に残って
おり、胸をうつ感動は止みません。
かなわない希望ですが、機会があれば再演があることを願っております。
その際には曲想も変え、クラシックの名曲のオペラやシンフォニーの
一節を聴かせていただければ嬉しく思います。
特にドヴォルザーク作曲交響曲第9番「新世界より」の第2楽章の一節
「家路」など最高ではないでしょうか。
勝手な感想を長々と述べましたが、このコンサートが本来2カ月前の
5月22日に予定されていたところ、長い期間をおいて延期開催と
なったにも関わらず、モチベーションを維持しつつ京都ゆうゆうの里へ
来演していただいた演者のお二人に敬意を表します。
(T.I)
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