白川の里 歳時記 春
白川神社の近くに、市の銘木百選にあげられている樹齢200年を超える
<やぶつばき>の木があります。
3月のはじめ、まだ蕾が硬かったツバキもひと月経つうちに満開になりま
す。このツバキの木の近くでは、2月に白梅が咲き4月には桜も咲き、初春
から春本番に向けて見どころ満載です。
私が子供の頃(半世紀前?)はこの木に上り、四方に分かれて伸びている枝を
部屋に見立てて、ままごとをして遊びました。
白山神社(1146年勧請)の70段ある階段を上がると、重要文化財に指定され
ている拝殿があります。昨年屋根がふき替えられ、周りの木々も整備され
たのでとても明るくなりました。この拝殿の天井は❝折上小組格天井❞とい
う作りでできています。境内社として北野天満宮・石清水八幡宮・春日大
社・阿多古神社もまつられています。
ゆうゆうの里から東海自然歩道を白山神社に向かって歩かれた時、ちょっ
と道端に目を向けてみてください。タンポポやイヌノフグリといった野草
がかわいい花を咲かせていますよ。つくしやよもぎも芽をだしはじめ、い
ろんな小さな春をみつけてくださいね。 (白川在住職員)
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