白川の里 歳時記 秋
10月18日 白山神社の<秋祭り>が行われました。
今回は10月18日の秋祭り前夜に行われる「百味の御食(ひゃくみの
おんじき) 」を紹介させていただきます。
「百味の御食」は、白山神社に供えられる神饌のことであり
古式の風を今に伝えています。
菊座カボチャに稲穂を立て、
そこを中心にして"マンポ"と
呼ばれる棒を使って、
秋に里で穫れる色々な野菜や
果物、お茶の葉をさしていきます。
シシトウ、ナス、ニンジン、ダイコン、万願寺とうがらし、
むかご、アケビ、栗、柿などを前日までに当家さんのところに
持ってきてくださいます。その数は百を超え、今年は130種類ほど
集まったそうです。
切らずに使える様出来るだけ小さなものを3個揃え、3個の
カボチャに1個ずつ刺していき、5時間ほどかかって完成します。
真夜中に神前にお供えし、翌朝白川に流したそうですが、今は
川に流すことは出来ないので、訪れた方に見ていただけるように
集会所でしばらくの間飾っていました。
〈除夜の鐘と初詣〉
12月31日夜、地蔵院では除夜の鐘がつかれます。地元の方も家族で参加され、
鐘をついたあと白山神社に初詣に行きます。白山神社は階段がライトアップされ、
お参りの後は集会所で御神酒をふるまってくださいます。
(白川在住職員)
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