アーユルヴェーダ(インド伝承医学)

 インド伝承医学の研究が日本で始められたのは戦後で、1970年(昭和45年)大阪大学医学部・丸山博教授らの呼びかけでアーユルヴェーダ研究準備会が発足し、1975年(昭和50年)第1回日本アーユルヴェーダ研究会総会が大阪において開催され、1998年(平成10年)名称を日本アーユルヴェーダ学会と改めた。「チャラカ本集 総論篇」の訳出が約10年をかけてすすめられ、2003年から2008年にかけて「アーユルヴェーダ研究 別冊」として4回に分けて刊行された。この4分冊にさらに精査を加え、索引を付し、単行本として出版されました。

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   「チャラカ本集 総論篇」

 「チャラカ本集」はアーユルヴェーダの3大古典のうち最古のものであり、哲学的、倫理的な面が強く打ち出されている点で他を凌駕するもので、全訳することこそがアーユルヴェーダ学会の使命であり、学会の力を結集しなければできない事業だという山内宥厳氏の意志の表明で始められた。単行本は、第一段にサンスクリット原文のローマ字を、第二段にはP.V.Sharma博士の英訳を、第三段目には日本語訳と訳注の構成からなる大作です。山内宥厳氏が住職をされている桜井市の真言宗・東光寺に楽健法のために通っていた時期にパソコンの仕事を通じて「チャラカ本集 総論篇」が届きました。私有するには立派過ぎ、できれば多くの人に見て頂きたく、大阪<ゆうゆうの里>に贈呈させていただきました。診療所待合室の本棚にありますので、関心のある方はご覧下さい。

                                                                                                       (入居者Y.T)

 

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