『 秋 明 菊(貴 船 菊) 』

 秋の気配を運んで、福島県東白川郡矢祭町のナメカワ園芸・滑川裕之さんから花鉢が届きました。「東北3県の季節の花鉢」6ヵ月頒布会、第4回目です。猛暑続きの今年、震災を乗り越えて育てて下さった丹誠の賜です。楚々とした雰囲気があり、秋の風情を感じさせる優雅な花は、茶花にも合いそうです。花びらのように見えるのは萼片で、花弁は退化しています。古い時代に中国から渡来したものが野生化し、京都の貴船の里一帯で自生が多く見られることから、「貴船菊」の別名でも知られています。薄紅色の花を次々に咲かせます。
 8/21到着した時は蕾の状態で、開花を待ちわびて1週間経って漸く1輪開き、翌日2輪と、ゆっくり開花して秋を感じさせてくれるようです。
 残暑きびしい今日この頃ですが、時に通り過ぎる風にそよぐ姿は、秋の趣です。毎日増える花の数を楽しみに、日本の秋を堪能したいものです。
 花づくりに生きる東北の生産者さんに「ありがとう」のメッセージを送りました。

 

秋 明 菊(貴 船 菊).jpg

                       【秋 明 菊(生活サービス課12階・カウンターにて)】

 

                                                                                                     "オキナグサ"

 

※頒布会第3回目の「セロシア ダークカラカス」も、生活サービス課12階・カウンターに飾ってあります。

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