洋梨の思い出

洋ナシの写真.jpg 薬局で御裾分けの洋梨を頂いた。ラ・フランスと言う品種の洋梨で、信州産とのことでした。洋梨と言えば、満洲で秋の女学校運動会に、家族がお弁当と共に昼食時ご馳走してくれたのが美味しかったことを思い出すのでした。満洲で売っていたのは小振りで、現地では「ひょうたん梨」と呼ばれていて、肌理が細かく甘味が強くジューシーで、甘い香りが漂っていました。

 終戦後引揚げてきて、日本には無い事を知り、ひょうたん梨を懐かしく思い出すのでした。 1984年8月にカナダ旅行でカナディアン・ロッキーを訪れた折、果物店で洋梨を見付け嬉しくてホテルに持ち帰って撮影したことを思い出しました。

日本も次第に豊かになり、甘いシロップ漬けにした洋梨の缶詰があることを知りましたが、東北地方で栽培され、最近は市場に出回り入手可能になりました。

私の知っている「ひょうたん梨」と異なり、大型で見栄えも香りも良く高級感のある洋梨が、日本でも改良品種として栽培され、多種の果実は美味を競います。ラ・フランスの甘い香りを楽しんでいると、時として私を在りし世に導くのでした。

                                       オキナグサ

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