『 シルク・ドゥ・ソレイユ 』

  それは「カナダ・ケベック州のサーカス」が始まりで1984年に設立しました。
日本での公演は「2009年のコルテオ」「2011年のクーザ」「2014年のオーヴオ」「2016年のトーテム」に続き「2018年はキュリオス」です。待ちかねていたCIRQUE DU SOLEIL の大阪公演は7/26から10/29までです。動物を使わないサーカス・アートとストリート・パフォーマンスの魅惑的かつドラマチックな融合であり、ワイルドで斬新なコスチューム、魔法のような照明、オリジナルの音楽を取り入れたショーです。

キュリオス看板.jpg

「キュリオス」とは「好奇心」「骨董品」という意味を持つ言葉。風変わりなキャラクターとシーカーが作り出す世界と超絶パフォーマンスは世界中の人々の心を揺さぶってきた。
シルク・ドゥ・ソレイユ創設30周年記念作品「キュリオス」のオープニングを飾るのは、「カオス・シンクロ1900」にぎやかな音楽と共にやってくる機関車から19世紀からやってきたようなユニークな乗客が次々と登場する。アクロバットやパーカッション、ダンスと音楽が融合した
華やかなショーは舞台を盛り上げ観客の期待を高めていく。熱気に満ちた空間で繰り広げられるのが、人間空中ブランコのような大技「ロシアン・クレードル」、空中に吊られた自転車の上で様々な技を披露する「エアリアル・バイシクル」サーカスへのオマージュを感じさせる「透明サーカス」深海生物のような美しい「コントーション」だ。手に汗握るような演目が繰り広げられたと思えば、小さな世界に引き込んで笑わせる。見事な柔軟性とチームワークが見せる美技の連続。究極のバランス感覚と超絶技巧で、見る者の心をどきどきさせ、大技が成功した時には驚嘆のため息と共に思わず熱い拍手を送ってしまう「バランシング・オン・チェア」1幕を締めくくる「ローラ・ボーラ」も見ごたえ抜群だ。30分の休憩を挟む2幕目は舞台
に巨大なネットが張られていて、ビッグトップの天井に届きそうなほど高々と飛び上がり、体をひねり回転させる「アクロネット」。人間のおかしさと切なさを詰め込んだ「コミック・アクト」は笑いを誘う。リボンにぶら下がった二人のアーティストが息の合った技で、頭上高く舞い縦横無尽に動き回る「エアリアル・ストラップ」はサーカスの醍醐味だ。その早業に思わず目を凝らしてしまう「ヨーヨー」は時間を操ることができるという設定で、ものすごいスピードで華麗に動かす技は圧巻です。指だけを使って物語を表現する「シアター・オブ・ハンズ」は繊細で緻密な演出に感心させられる。ラストを飾る「バンキン」はチームワークと仲間の絆を表現した
演目。コミカルなダンスと息の合ったアクロバットは仲間を信じることの大切さを教えてくれる。
フィナーレにはすべてのキャラクターと出演者が登場し会場の熱気は最高潮に。「キュリオス」好奇心と想像力。観客の手拍子、そして拍手は鳴りやみませんでした。もっともっと見たいと思いながら、瞬く間に過ぎた2時間半でした。

キュリオス会場.jpg

オキナグサ

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