安心・安全のために、安心ブザー
私達の暮らしている里は、自然豊かな丘陵地にあり、里内には遊歩道や菜園が設置されています。その安全は里の管理部門の方々の努力で守られていて、入居者はいつも自然を身近に感じながら安心して生活しています。
しかし、高齢の入居者には、筋力等の衰えから高低差のある遊歩道で転倒したり、菜園の作業中に突然気分が悪くなったりして、動けなくなるような緊急事態が発生しないとも限りません。里の敷地は広大なので、叫んで人に助けを求めることには、限界があるかもしれません。
これまでに高齢者特有の緊急事態は何例か発生したようですが、幸いにも大事には至りませんでした。今後このような事態が起こっても、より早急な対応が行えるような解決策を見出すために、入居者で組織する「きょうゆう会」と里の管理部門が話し合いました。
その結果、『散歩中には安全ブザーを携帯し、より一層の安全・安心の確保を!』というスローガンのもとに、里の安全・安心をより強化することになりました。これは、緊急事態に遭われた方が押されたブザー音を頼りに、皆ですぐにその方を救助しようという、居住者の切なる思いの実践なのです。ブザー音はまさに『命の叫び』です。
里の売店では、2月18日から安心ブザーの発売を開始したのですが、評判が良く即日完売となりました。入居者の関心も非常に高いようで、里の安全・安心もこれでより一層高まるものと思われます。
(注)安心ブザー方式の提案と実証は、里の生活サービス課が行って下さいました。感謝申し上げます。
(きょうゆう委員会)
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