大阪と〈里〉の四季: 2021年2月アーカイブ

    2月は短い。節分が終わったらもう3月「桃の節句」だ。例年の様に食堂と和室には華麗な「雛人形」が飾られた。今年は廊下や食堂の雰囲気がいつもと違う。食堂は天井から雛祭りらしい装飾が垂れ下がり何か華やいでいる。廊下の窓枠には灯籠の様な飾りがある。例年なら皆が集まって唄って楽しむ。私も自慢の美声?を張り上げるのだが、例の騒ぎで取り止め。せめて雰囲気だけでも盛り上げようとスタッフが知恵をしぼったのであろう。とても良いアイデアを感じる。「甘酒・雛あられ」は例年どおり振る舞われる予定なので楽しみにしている。

桃の節句 天井の飾り.jpg
桃の節句 廊下の飾り.jpg雛人形と自称イケメン.jpg
お内裏様の男雛の様な品位を感じる(皆否定)ひろ爺

 いつもは集会室に大勢集まり「福は内」「鬼は外」と賑やかに豆撒きをするのだが「新型コロナ」という鬼より憎い奴めのため、密集を避け「鬼と福娘」に扮した職員が各部屋を巡った。以前もこのスタイルでやったので違和感はないが、やはり皆で集まり騒ぐ方が楽しい。
 例により昼食は「金太郎鰯」の塩焼きに柊を添えて出される。夕食は「太巻きと握り寿司」今年の恵方は「南南東」縁起どおりそちらを向いて美味しく戴いた。デザートに鬼面の練菓子、この菓子の鬼面は十年位前にこの里のスタッフが発案、市内の菓子舗が節分の菓子として製造販売、評判も上々だったとか。
 里での節分はいろいろ思い出がある。入居したのが2002年2月1日、荷物の到着は2日の予定、その日は里から寝具を借用して就寝。初めての食事は2日から、そしてその翌日3日が「節分」。食堂へ行ったらいきなり「切りますか」と聞かれたが何の事か解らない、太巻きを切らずに食べる「恵方巻」という習慣があるとか、関東での生活だった私には全く知らなかった。その後某コンビニが広めて関東でもこの習慣が今はある様だが当時は知らなかった。勿論切って貰って美味しく戴いた。もう20回も食べた「金太郎鰯」も初耳、京都の日本三景「天の橋立」船家で知られた「伊根」辺りで捕れる真いわしとか。早いもので鬼打ち豆を80個食べる歳になった。

鬼と福娘.jpg節分の昼食.jpg節分の夕食.jpg
来年は賑やかに豆撒きをしたい ひろ爺
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