佐倉と〈里〉の四季: 2018年12月アーカイブ

◇堀田邸のカヤの木

真冬に向かい落葉樹がすべて裸になり、常緑樹である松、樫、楠など夫々の樹形が里の住民の目にはっきり映る現在、特に目を引くのは、隣接する旧堀田邸門内のカヤの木四本です。成長の遅いこれらカヤの木がいつ植えられたかは不明ですが、中でも、冠木門のすぐ内側に聳える大樹は、堀田侯のお気に入りではなかったかと推測されます。樹齢には差があるものの、四本何れも美しい円錐形を保ちながら空高く整然と枝を張っています。

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(コミュニティ担特派員 U)

大量の海水を巻き上げたこの夏の巨大台風は各地の植物に大なり小なりの「塩害」を及ぼしたと云われている中、隣接する堀田邸庭園の紅葉にも確かにその影響が見受けられました。例年なら鮮やかな紅葉を経て落葉するカエデが、今年は茶褐色じみた赤みの少ない色のまま散って行きます。

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とはいえ、来園する人々は、躊躇わずにこれにカメラを向けています。とりわけ、松の緑にカエデの紅を配した堀田邸客間棟は優にカメラを誘うに足る被写体です。(右端に里の1号館5階が見えます。

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一方、黄葉の代表イチョウについても塩害が云々されていますが、里と堀田邸の境に立つイチョウについては、素人目で眺める限り塩害らしきものはありません。むしろ、周囲の落葉樹が葉を落とした現在、間近から仰ぎ見ることのでき、また堀田邸前の駐車場からも目を引く大イチョウとして俄かにその存在感を増しています。

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 (コミュニティ特派員 U)
「秋の祭典」の幕が閉じると里内は早くも年末を彩るクリスマスムードに移行しました。屋内では、クリスマスツリーが、ベツレヘムの星、アダムとイブの食べたリンゴの実その他の装飾をきらびやかに身に着け、中庭では、サンタとトナカイ達のイルミネーションが登場しました。イルミネーションはこれまでと異なり、三号館の廊下側から食堂や2号館の灯りを背景にして眺められるよりよい位置に変わっています。
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(コミュニティ特派員 U)
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