2019年1月アーカイブ
新春ピアノコンサートを行いました。
演奏者は鶴賀香苗さん。長年海外で演奏活動されてきた実力派のピアニスト。T様のご縁あり新春コンサートでの演奏が実現しました。
実は6日に「フジコ・ヘミングの時間」というドキメンタリーを上映したところ皆様、映画の中のフジコが演奏するピアノの演奏にうっとり。
その中でフジコ・ヘミングは「私のラ・カンパネラは誰にも弾けない。キャリアと思いが違う」と言っていました。
そんな訳で、私たちはかなりの期待でこのコンサートを待ちわびていました。身近でラ・カンパネラが聴けるのですから...。
インフルエンザの流行と市民音楽ホールのウィーンシュトラウスフェスティバルオーケストラ(ニューイヤーコンサート)のダブルパンチで来場者も少ないのか...と心配しましたが、90名という多くのご入居者が聴きに来られました。
ショパンの「木枯らし」で盛り上がり、リストの「愛の夢」とラストの「ラ・カンパネラ」では拍手喝采。アンコールの「花は咲く」ではあまりの美しい音色に涙するご入居者が多く見受けられました。
ご多分に漏れず私たちスタッフの目にも涙が...。
30周年記念に寄贈されたピアノの音色は、会場にいる全ての人の心に染み入りました。U様、T様有難うございました。
(コミュニティ担当職員)
~その1~の続き
☆そのまま西に向かい、左手の「蔵六餅本舗木村屋」前を過ぎると、直ぐに新町通り東端の横町に達します。南北の道路を信号に注意しながら渡り、左折し更に右折すると、石垣上の大きな杜に鎮座する麻賀多神社は目の前です。
☆麻賀多神社の祭神は、伊邪那美命(イザナミノミコト)が産んだ「和久産神(ワクムスビノカミ)」という穀物の神です。神社の創立年代は不明ですが、「延喜式」に登録された古社です。「麻賀多」という万葉仮名表記は、総(フサ)の国の特産である麻(アサ)を音読した「麻(マ)の縣(アガタ)」に由来するという説が有力です。その後佐倉の総鎮守として佐倉歴代の領主領民の崇敬を集め、今なお人々の参詣の人々が絶えず、毎年の秋祭りには神社の御神輿が各町内、ゆうゆうの里、堀田邸に渡御します。
「ゆうゆうの里」住人による麻賀多神社初詣ウォーキングが1月8日実施されましたたが、それを手本に単独で、1月某日、ゆうゆうの里を出、城下町佐倉の中枢部分であった新町筋を見物しながら麻賀多神社まで往復してみました。
☆里を後に振り返ると、里の東半分をとり巻く桜、欅などがすっかり葉を落とした今は、冬の日差しをうけて、4号館は勿論、3号館まで明確に目に入りました。
☆江戸期の「佐倉新町」は、西から東へ「横町、上町、二番町、仲町、肴町、間ノ町」の6町で構成されていました。現在の「生そば川瀬屋」周辺の「間ノ町」を西へ進み、鉤の手の道路を曲がった一帯が「肴町」です。道路左手には、秋祭りの山車の一部を壁にはめ込んで「肴町山車飾」と銘打った珍しい民家があります。
こうした古い町名は大正の終わり頃まで小字として公式に使われていたようですが、現在でも通称や、祭りの山車の名、そして道路標識に残っています。例えば、新町郵便局横にある鉄柱の標識には、「肴町」の文字があり、今ではその痕跡すらありませんが、当時は魚を扱う商人が集まった場所であることが分ります。
☆郵便局前を再び鉤の手に左折して進み、右側のコンビニ店ローソンの手前に来ると、目立った古民家一屋に出くわします。現在は観光案内の情報館になっていますが、明治20年代に建てられたまま、時を経て今に残った呉服商「駿河屋」の建物です。案内版によると、この場所は江戸時代の旅籠「油屋」の跡地でもあり、長州藩士桂小五郎なども投宿したと記されています。
☆更に歩を進めると、里バスが京成佐倉駅に向かって右折する地点の左手に一棟の瀟洒な洋館があることに気付きます。佐倉市美術館入り口ですが、ここは大正年間に建てられた川崎銀行に始まり、昭和12年以降は佐倉町役場から佐倉市役所、次いで公民館、図書館、資料館の役目を経て現在の市立美術館に至った由緒ある建造物です。
ご入居者のご家族から「里でお役に立てるのなら...」と頂きました。
昭和の初期の子どもたちの遊びや日常を和紙で表現したものです。
3号館のコミュニティセンターのカウンターと5号館のゆうゆう茶房のテーブルに置いたところ、すぐ人気のスポットに!
「住んでいた家の再現だね」「なんていうマンガか知っている?」「ノラクロ隊長!蛸の八ちゃん!」「家にも猫がいた」「おばあちゃんがこうやって縫い物していたなぁ」など昔を懐かしみ、話が尽きないようでした。
まさに回想法ですね。
※コミュニティカウンター前でのY様とS様
※ゆうゆう茶房でのT様N様 H様
"K様"有難うございました。 (コミュニティ担当職員)
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