ゆうゆうコミュニティ佐倉: 2019年2月アーカイブ
「佐倉ゆうゆうの里」が下総台地の一角、標高30メートルの高台に位置することは、台地の南側を流れる「高崎川」の川べりに立てば容易に実感できます。しかし、ここからは「厚生園病院」の屋上を望むことはできても、それに隣接するはずのゆうゆうの里は前面の樹木の中に埋没して見えません。
近くにある佐倉警察からは展望可能と思われるものの、写真撮影と称して警察を訪れるわけにはゆきません。そこで2月のある晴れた日、里バスがJR線を跨ぐ陸橋上から台地を試写し、画面を引き伸ばしてみたところ、中央に見える厚生園病院の右寄りに1号館5階の姿だけでなく、その前にある病院の収納庫まで葉を落とした冬木立を通して確認することができました。
折りしも高崎川では、北方に戻るのも間近と思われる鴨の群がせわし気に水中を漁っていました。弥生時代、この辺りの海水が退き陸地化が進んだ中に高崎川の原形が現れた頃から、鴨たちは世代を重ねてここに飛来していることと想像されます。水質汚濁がようやく終わったかに見える今日、途切れることなく彼らの姿を見続けたいものです。
(コミュニティ特派員 U)
4号館のAさんに講師をお願いし、ガラスの瓶に美しい植物を飾る『ハーバリウム』を作りました。生け花を習ったことがありますが『ハーバリウム』は初体験!
まずはガラスの瓶に入れる植物選びから・・・。たくさんあってどれにしようか迷います。次に小瓶へ植物を入れます。ただ入れるのではなく、正面からどのように見えるか、考えながら行います。これが簡単なようで難しい!
本日参加した全員で記念撮影。皆さん、素敵なハーバリウムが出来ました。
皆さんに「どこに飾りますか?」とお聞きしました。「窓のそばに」「お仏壇に」「家族へプレゼント」、様々でしたが、どなたも満足そうな笑顔でした。私はいつもお世話になっている職員さんに見てもらいたいと思います。講師をしてくれたAさん、今日はありがとうございました。とても楽しかったです。
(入居者:S様)
本日、3号館の皆さんと茶話会を行いました。24名の方が参加、男性の参加が目立ちました。
恒例の自己紹介。一番手は入居者会委員長のKさん。もうすぐ来期の入居者委員の選挙があります。頼りがいがありました。任期が終わるのは残念ですが・・・。この一年、お役目お疲れ様でした。
続いて私・・・。今年で99歳になりますが、車の運転をやめることに決めたと、この茶話会で皆さんに報告させてもらいました。
寂しい気持ちもありますが、運転を卒業すると決めたら、かえってさっぱりしました。この話は大盛り上がりで皆さんからの拍手が嬉しいやら恥ずかしいやら・・・。まだまだ人生これから。今後も皆さんと一緒に楽しく過ごせたらいいと思っています。どうぞ、皆さんよろしくお願いします。
(入居者:T様)
タンザニア連合共和国にある『キリマンジャロ山』ご存知でしょうか?はるか遠くの国の山なんて思っていませんか?なんと、ご入居者のS様が昨年の暮れに見事登頂されたと話を伺い「これはぜひ皆様にお伝えしたい」とS様にお願いし、2月2日に会議室でお話を聞かせていただきました。ポスターにて告知したところ、当日は34名の皆様が集まり、感心の高さがうかがえます。
S様が登頂されたのは昨年の12月30日。今から1ヵ月位前のことです。18歳頃から山登りを始め「体も心も山から離れることはなかった」とも言われていました。約50年目の節目に挑んだキリマンジャロ山。今回は30歳から70歳までの10人の仲間との挑戦でした。
キリマンジャロ山の美しさはもちろんですが、登頂するにあたりどのような方々の支えがあったか、その支えが心強かったことや、花や動物たち、自然環境についても余すことなくお話くださいました。
5895mのキリマンジャロ山に見事登頂されたS様、お見事です。
最後にS様から「主人を置いていくことにためらいもあったが、ここには親切にしてくれる友人や助けてくれる職員がいる。安心して出発できた」と言って下ったときに「ゆうゆうの里っていいところだな」と胸が熱くなりました。
これからも皆様に色々なことに挑戦していただくために、私達職員もますます頑張らねばと、思いを強くした日でもありました。
(コミュニティ担当職員)
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