佐倉ゆうゆうの里に隣接する堀田邸を今に残した最後の佐倉藩主は百日紅がお気に入りだったようです。堀田邸庭園の東側一帯を占めながら、梅や桜の季節には緑一色のまま目立たなかった百日紅が、夏の盛りから一斉に花開き夏の代表的花木として一挙にその存在感を示しています。本数にして優に10数本を超えるかなりの巨木が立ち並び、咲いては散り、散っては咲いてその勢いは当分衰えを見せません。
"枝先へ枝先へ花百日紅"(星野立子)
因みに、この里にも各号館の間やレストラン前の中庭にも何本かの百日紅が植わっていますが、花の色はすべて淡紅色、こちらでは葉を落とした後もすべすべした曲がりくねった幹の風情を間近に眺めることができます。
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