9月の月の出時刻

国立天文台のホームページに、千葉県の月の出入りについての詳しい記載があります。千葉市を対象にしていますが、佐倉市でも十分活用できます。

この表を引用してその左端に旧暦の欄を付け足し、月の形態の変化を書き入れたものが次表の「千葉県の月の出入り20219月」です。こうした月の動きについては既に詳しくご存知の方も多いと思いますが、今月21日(旧暦815日)の月は所謂中秋の名月という特別の名称で呼ばれていることから、この機会に改めて今月の月の満ち欠けと毎日の月の出入等について確認していただければ幸いです。特に利用価値のあると思われるのは毎日の月の出時刻です。これにより肉眼での可視に関係なく月の現在位置を知り、また、月の出を前以て待ち受けることができます。

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さて、佐倉<ゆうゆうの里>では地平線上に現れた直後の月が刻々上昇し天空に達するまでの過程を居ながらにして視界に収めることができます。何よりも、昇り始めの月は大気の関係から紅く輝くことを知り得るのは得難い体験です。これを可能にしたのは、佐倉<ゆうゆうの里>が下総台地の高台に位置していることにあります。海抜30mの高さからは、真東の銚子沖付近から昇る月を遮るもののない地平線上に直接捉えることができます。但し、里の東の周辺道路に何本もの樟の巨木が立ちはだかっているため、地平線に接した東の空を一望できる立見席は残念ながら3号棟東端のみかと思われます。

昇り始めた紅い月は、雲さえなければいつでも写真に撮ることは可能ですが、月を周囲の建物や木立と共に撮るには、それなりの明るさが必要です。昨年の48日、この日の月の出時刻は1819分、未だ周囲の建物を撮るだけの明るさが残っていましたので、18時32分前面の鉄塔と共に、紅い月を記録することができました。

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来たる921日夕、中秋の名月が地平線上に現れるのは恐らくは上記の月の出時刻より少し遅れた1810分頃ですが,果たして紅い月が方位93.7°の地点、鉄塔の左側あたりから昇るのを望むことができるでしょうか。すべては、曇りがちの東の空が地平線に至るまでこの時刻に晴れ渡るか否かにかかっています。

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(コミュニティ特派員:U

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