中秋の(準)明月

中秋の名月の21日は雲多く当初は撮影が危ぶまれましたが、午後には次第に天気回復、月の出時刻には容易に昇ったばかりの満月を記録に止めることができました。とはいえ、赤い満月を撮っただけではもの足らず、できれば月と共に地上の建物、立ち木等を含めた画像が欲しいものです。しかし、地平線上に薄雲が残り、前日より30分近くも月の出時刻が遅れた当日の環境では光量不足を来たし、手持のカメラでは対処不能でした。これは予期せぬ出来事ではなかったので、晴天に恵まれた前日20日、予め地上の建物や森等と共に月を撮り、これを敢えて『中秋の準明月』と題して予想された翌日の不備を補う材料にした次第です。


     月の出地点 下図の鉄塔向かって右(20日)左(21日)

     月の出時刻 17時42分頃(20日)、18時10分頃(21日)

20日午後5時43

20日午後552

21日午後616分(月の左側の膨らみが完成しました)

21日午後727分(上空に達した月は赤みが消えました)

地球をとり巻く大気の厚さは、頭上は薄く水平方向の地平線に近づくほど厚くなる、そして天体の光が厚い大気を通過すると波長の高い赤色だけが目に届き他の色は途中で散乱して見えなくなる、これが太陽に限らず月も赤く見える理由と云われていますが、東の空に遮るものなく遥か地平線まで見渡せる場所は多くはないと思います。海抜30mに及ぶ下総台地の高みに位置する5階建ての佐倉〈ゆうゆうの里〉はこの数少ない場所の一つです。

(コミュニティ特派員:U)





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